大人になってわかることシリー!今回はモンスターズ・インクについてです。
以前はトイストーリーも書いてみたのですが、今回もまたまたピクサー映画についての記事です。
モンスターズインクの最大のメッセージは原発への批判と関わり方の変化です。
なぜそう思えるのかと言うと、映画の中でも象徴的なシーンや絵があるためです。
ポイントに絞って解説をしていきたいと思います。
ポイントのシーン解説
まず、物語の冒頭ではモンスターズインクの社員は
「子どもはこわいもの、触ってはいけない」
という 、恐怖と隣り合わせだがやりがいのある仕事だと思って働いています。
モンスターズインクはモンスターの子供たちにとってあこがれの仕事です。
これだけではなぜ原発とリンクするか分からないと思います。
と言うわけで! これから解説をしていきたいと思います。
まず、ブゥ(人間の子供)がモンスター界に入り込んだというニュースに出てくる、
危険を象徴するマークに注目です。
原子力発電の黄色と黒のマークの中に子どもの絵を入れたというシンプルなものが映されます。
この時点でほかにやり方はあったのに、
わざわざ原発のマークを取り入れてくることにピクサーの強いメッセージを感じます。
そして子ども一人が人間界から出てきたというだけで町中がパニックになります。
これは決定的なシーンです。
いわゆる放射能漏れということでしょう。
もう一つは子どもに触れたこと、子どものおもちゃや衣服に触れたことに対する対応です。
子どもの衣服が持ち込まれただけで爆破までしてこなごなに消しさってしまいます。
また、衣服が触れていたモンスターは完全消毒&全身脱毛という徹底ぶり。
そしてその作業をするモンスターたちの格好が防護服に防護マスクになっています。
触ってはいけない、近づいてはいけない。という部分が放射能と同じですね。
原発に対する批判と言うわけですね。
批判ばかりではない?
ただ、ピクサーは原発に徹底的に反対しているわけではないようです。
主人公であるマイクとサリーが「子どもが危険ではない」と知ると、
驚かして発電させるのではなく、
笑わせて発電をさせようと発電方法を転換をします。
しかもそのエネルギーは以前の数倍にもなるのです。
驚かした時の悲鳴⇒笑った時の笑い声
この変化は明らかにポジティブなものです。
原子力は使い方を変えればもっと良いものになる。
それを世界中で考えようということではないでしょうか。
そういうメッセージを感じました。
原子力は核分裂を利用しています。
核分裂では暴走などの危険が出てしまいます。
しかし核融合ではより高度な技術が必要になる代わりに暴走の危険がほとんどありません。
もしかしたら他にも放射能を出さずに大きなエネルギーを出せる方法があるかもしれませんね。
小さいときに観たときは全くそんなことを考えたりはしませんでした。
しかし大人になり、そして原発事故があった後に観ると全く違った視点で考えることができる映画でした
特に日本は大きな事件が起きたのでより一層そういった視点に気づくことが出来ますね。
⇒大人になってから見るトイ・ストーリー~作品の風刺・批判を紐解く~