高畑勲監督の新作アニメ映画「かぐや姫の物語」ですが、
テーマ曲は現役僧侶の二階堂和美の楽曲『いのちの記憶』です。
これは2013年5月に発表されていますが二階堂さんとはどのような方なのでしょうか。
現役僧侶
まず現役僧侶と言う肩書ですが、
そもそも僧侶とは仏教の戒律を守る集団を指します。
そこから転じて、その集団に属する個人を「僧」あるいは「僧侶」と言うようになりました。
次に、僧侶になるための資格ですがこれは宗派により異なります。
各宗派が決めた試験をクリアすればなることが出来ます。
さらに僧侶から住職になるにはまた別の資格が必要です。
なにやら思った以上に大変ですね。
僧侶と聞くとなんかのんびりしているイメージがあるのですが^^;
(試験があるという事は知っていましたけど)
宗派・仕事内容
二階堂さんの所属している宗派は浄土真宗の本願寺派と言うことで
仏教系の宗教法人としては最大の規模を誇っています。
具体的な仕事内容ですが、
主にお寺に出向いて掃除や読経、法事などがあれば葬儀施設などで供養などもします。
仏教系の大学で講師をする人もいるようですが、ほとんどはお寺勤務となります。
二階堂さんはこれらの仕事をこなしつつその傍ら歌手活動をしていることになります。
うーん、ハードですね。
それでいてかなりきれいな歌声なのは普段から訓練をしているのでしょうね。
歌手としての二階堂和美
これまでにもCMに歌が使われたこともあります。
以前はグループで活動してましたが途中からはギターとともにソロ活動をしていました。
さまざまな仕事をこなし小泉今日子さんに楽曲を提供したこともあるそうです。
まさに知る人ぞ知る、と言う存在でしょうか。
プライベートでは結婚していらっしゃいますが、訳あって二度目の結婚だそうです。
今年4月に第一子である女の子を出産なさっています。
今は僧侶でもお肉も食べれば結婚もできるのですね。
これもまた宗派に寄りますが…。
僧侶という職業からかその歌声は力強く優しいです。
そんな二階堂さんに高畑勲監督は目をとめていたそうです。
そしてかぐや姫の物語の主題歌政策を依頼したそうです。
ここに歌詞を載せることはできませんが(著作権めちゃくちゃ厳しいのでT_T)
かぐや姫の心の中をよく表した曲になっています。
聞けばお分かり頂けますが、ゆったりとした曲です。
しかし芯は強くそして柔らかい声で歌われています。
かぐや姫がどのような思いで地球を後にしたか…そんな思いを馳せてしまいます。
今月23日に「かぐや姫の物語」が公開されますが
制作期間8年、製作費50億円と言う途方もないスケールの作品。
はたしてその内容は……。
かぐや姫の犯した罪と罰とは何なのか。
気になりますね。
その内容を映画館で確かめ、二階堂和美さんの歌声を聴きたいと思います。
【追記】
見てきました^^
帝のアゴがすさまじくていい笑いですね。笑
物語はとてもいいものだと思いました。
個人的にはおじいさんがなぁ・・・
時代とはいえかぐや姫の気持ちを考えてくだされ、じいや。( ´_ゝ`)