スタジオジブリ作品の代表作と言える「となりのトトロ」 一度は観たことのある作品だと思います。
観たことはなくても商品などを目にする機会も多いです。
今回は子供の時にはわからなかったことを書いていきます。
そしてちまたで囁かれる都市伝説を徹底的に否定していきます。
子供の夢は、私が守るッ!!!
さつきとメイは死んでいる!?
そんなわけないです!笑
死んでたらお父さんは精神病でも患っていることになります。
「えっ?病んでないの!?」
黙れっ!! (o゚Д゚)=◯)`3゜)∵
そんなテーマで作った作品ではありませんしお父さんは町のみんなと元気にお話をしていますね。笑
この説の根拠の一つにさつきやメイが見ているものがあります。
トトロやネコバスが見えるようになった理由が「死んだから」と言われていますね。
しかしこれは別に死んだからと言うわけではないのです。
ではなぜさつきはトトロやネコバスが見えるようになったのか?という部分を掘り下げていきましょう。
大人と子供の間
昔からファンタジー世界の妖怪や精霊と言った「この世にあらざる者」は子供にしか見えないという設定がありますね。
トトロでもこれを採用していると思います。
つまり子どもにしか見えないものが見えるようになったさつきは
大人と子どもの間の年齢であることが関係している、とわたしは考えます。
メイは子供なので作品を通してずっと見えていることが分かりますね。
さり気ないですが・・・気づいていましたか?
始まりはメイがススワタリ(まっくろくろすけ)を手でつぶしたところからです。
さつきがどんなに存在を否定しても、
メイの真っ黒に汚れた手を見て本当にいるんじゃないか、という気持ちになったはずです。
さつきの心の中に妖怪やお化けを「信じる心」が生まれたんですね。
一説には「妖怪やおばけは存在を認めることで実在できる」と言われています。
ここも関係しているでしょう。
さつきが信じることで妖怪やお化けが目に見える存在になったのです。
ただ、お風呂前のシーンの突風の場面はおそらくネコバスが通っていたのですが、
さつきは見ることができませんでした。
まだまだ大人よりの心なのですね~。揺れ動く思春期ってやつですか。
そしてメイがトトロに遭遇します。
この話を聞いて大人になりかけていたさつきが童心に帰ったのではないでしょうか。
最初こそ信じていませんでしたが、
メイの行動や絵を見ていくうちに「本当にいるのかしら」と考え始めます。
さつきとトトロとの交流
そしてあのバス停のシーンにつながるのです。
さつきが初めてはっきりとトトロと交流を持った瞬間ですね!
となりのトトロは子どもが大人になる瞬間というものが大きなテーマになっていたと考えられます。
本当のことは宮崎監督のみぞ知るといったところですが・・・。
となりのトトロのキャッチコピーの一つに
「このへんな生きものは まだ日本にいるのです。たぶん。」
と言うものがあります。
大人になって見えなくなっても自然はすぐそばにあるんですね。
メイが死んでいて、そのあとにさつきが死んだからトトロが見えるのではないんです。
メイの言葉や行動を受けたことで、
大人になろうとしていたさつきの心に子供心がよみがえった、それが真相だと思います。
しかし大人になろうとしていたのはさつきだけではありません。
メイの成長ととうもろこし
お母さんの入院が伸びることを知って
さつきがおばあちゃんに我慢していた心中を吐露したとき、メイはお母さんの元へ行こうと決心をするのです。
これがメイが少し大人になった瞬間です。
その場面を見てみるとメイの顔が少しこわばったような、何かを決意したようになっています。
土手を下る直前に「ぐっ」と表情に力が入ります。
この画像で思い出しましたが、
最後のとうもろこしの場面も死亡説の一因となっていますね。
本人たちおらんのにもろこし~、って笑
あれは単純に父と母を心配させないようにさつきとメイが気を使ったのでしょう。
小さな子供たちが2人で病院まで来たとなったらそりゃあ心配してしまいますよ。(ネコバスの説明もめんどうですw)
さつきとメイなりの優しさ、ってやつですね。
不思議なつながり
最後の方で、お母さんが「今、あそこの松の木の上でさつきとメイが笑ったような気がした」と言いますが
ネコバスやトトロに乗っているときや近くにいるときは姿が見えないようになっているのでしょう。
「消える直前を見た」か「笑ったのを感じた」ですね。
私は後者を推します。
家族ですからそう言うのが分かるつながりがあってもいいと思うんです。
ネコバスに乗っているときは姿が見えない設定について補足しておきます。
ネコバスに乗っているシーンでさつきとメイとおばあちゃんがすれ違うところがありますが、
もし姿が見えているとしたら……
さつきとメイが座ったまま浮かんで移動するという面白い構図になってしまいます。
そこは妖怪・おばけパワーということなんでしょうね笑
ちなみによく言われている「メイが溺れた騒動の後から影がなくなる」って言う説ですが、
宮崎駿さんへのインタビュー時に「作画の手間を省くために省略した」と公式からアンサーが出ています。
見つかった靴もメイのではないですしね。
足の甲の部分を良く見てください。
全然違いますね!
さつきも劇中で「メイんじゃない」とハッキリと言っています。ハッキリと。
まとめ
これで都市伝説は完全否定です。
それにしてもみんな都市伝説が好きですねー。
まあ、私も好きですけどね笑
程ほどにした方が平和な気がします(笑)
そしてジブリの作品は大人になって初めて気づく部分も多いですよね。 (「平成たぬき合戦ぽんぽこ」とか、、、)
改めてとなりのトトロが見たくなってきました!
【送料無料】【期間限定23%OFF】となりのトトロ 価格:3,799円(税込、送料込) |
↓↓↓ あなたにおすすめの記事 ↓↓↓