小畑健ヤングジャンプで新連載!画力劣化?画風の移り変わりヒカルの碁からバクマンまで

絵小畑健 圧倒的な画力で読者を魅了する小畑健さんが新作をヤングジャンプに連載することが分かりました。発売日は1月9日です。

小畑さんは今までも様々な原作者と組み大ヒット作品を生み出してきました。

ヒカルの碁やデスノート、バクマンなど。

今回描くのは「「All You Need Is Kill」と言う名のマンガ。

原作は桜坂洋さんの同名ライトノベル。なんとこのライトノベルはハリウッドで映画化までされるそうです。

新作の詳しい説明はここでは割愛しますがなかなか興味深い内容になっています。

All You Need Is Kill

小畑新作

異星人の進行にさらされる地球。
新兵のキリヤは初陣で戦死してしまう。
しかし気が付くと出撃前日の朝に戻っていると言う現象が繰り返される。
キリヤはこのループを抜けることが出来るのか?

小畑健の画力は?

小畑絵2
マンガの魅力の一つとして「画力」があげられます。

ストーリーが面白いことはもちろんですがここ一番で魅せる「絵」の存在は外せませんよね。

そこにくると小畑さんの画力はすさまじいです。
特にシリアスな漫画である「ヒカルの碁」や「デスノート」ではその画力をいかんなく発揮しています。

小畑絵3 小畑絵4  
とても面白い表情がリアルな絵ですよね、迫力もあります。

シリアスな絵であることで
ネタにされることも多いですがネタはシリアスな絵がシリアスであるほど引き立つもの。

上の二枚はマンガを読んだことがなくても見たことがある人は多いのではないでしょうか。

画力の劣化

しかしそんな実力派の小畑さんに良からぬ噂が・・・。

なんと最近の画力が劣化しているというのです。
本当でしょうか? ここはひとまず実物の比較からですね。
小畑絵4 小畑絵5 小畑絵6  
1枚目から順にヒカルの碁、デスノート、バクマンとなっています。

ヒカルの碁は物語序盤から絵を取ってきました。
少年漫画らしい画風ですが服などしっかりと書き込まれていますね。
さすがの迫力です。

次にデスノートですがこれは中盤から。
デスノートの時の絵は凄みがありますね。
背景の書き込みっぷりも文句なしです。
小さいコマでこの迫力・・・!

最後はバクマンの最序盤から。
人物の書き込みは相変わらずすごいですがデスノートと比べると目が変わりましたね。
「少年漫画」を強調する目です。

画力と言う視点から言うと劣化はしていないと思いますよね。

プロの視点から言えば「デッサンが~」とかあるんでしょうけど一般ピープルの自分には分からないですね^^;

ただヒカルやバクマンはデスノートと比べると「絵が軽い」とでもいえばいいんですかね。
明るい印象です。

一方デスノートはシリアスさを強調する影のある絵で、
さっきと対照的に「絵が重い」と言えるような気がします。

これは上手いとか下手とかいう問題ではなく
マンガの雰囲気に合わせて絵を変えているのだと思います。

どのマンガさんもしていることだと思います。

小畑さんはシリアスな画風が得意ですし、
評判もいいこともあってシリアスを追求していた時期があったそうです。

しかしあまり追求しすぎると全体的に暗く、動きのない絵になってしまうために断念したんだとか。

小畑絵8 小畑絵7

デスノートは「頭脳戦」が物語の中核を担っています。
絵としては動きはなくていい、ない方がいいんですね。
(コラ画像ですいません・・・)

もちろん走りながら何かを考える、と言うシーンでは多少の動きがあってもいいと思います。
しかし「思考」の描写をするときは時間の流れは極めて遅くなると思うんです。

スポーツマンガなどで
ボールが飛んでいくまでの間にとても長い解説台詞が入っている
のもこの一種(時間の流れが遅くなる)だと考えらるんじゃないか、と。

もちろんマンガの都合と言うのもありますが^^;

それと比べるとバクマンは「マンガを描く」と言う動きが必要です。
物語的に暗くなってもあまり良くないですね。

マンガを描くことを一から丁寧に、と言うわけにもいかないので「テンポ」が重要になりますよね。

そこでどうするかというと絵に凝らずに動きの表現に注力するんですね。
バクマンはそうして書いているのだと思います。

結論:画力は落ちていません。

「絵が劣化している」と言う人はシリアスな小畑さんの絵が好きなのでしょう。

そうでなければ「一枚絵の迫力を求めている」のではないでしょうか。

そういうことであれば「画力が落ちている」と言う意見もなるほどと思うのです。

求めるものがないと、物足りなく感じますからね。

おまけ

画力  
ジャンプの定義する「画力」はこれ。
「人物や背景を正確にとらえ、魅力的に描く力」 だ、そうです。
小畑さんは画力ありますね!^▽^

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