こんにちは!
MTG初心者講座第三弾です!
MTGの初心者向け記事一覧
0.MTGの世界観について
1.MTGのカードの見方と種類について
2.MTGの勝ち負けとターンの進行
3.MTGのスタックと優先権(ココ)
4.MTGのデッキの組み方1
5.MTGのデッキの組み方2
今回はMTGの重要なルールである「優先権」と『スタック』について解説をしたいと思います。
この二つを覚えていないと「あれ?この場合、どうすればいいんだ?」となったりします。
でもしっかり覚えていればそんなことはなくなります!
ではさっそくMTGの世界へ!
カードの使い方
まずはカードの使い方からです。
カードの使い方は簡単。
- 使いたいカードを見せる
※カードの中に「対象」と言う言葉がある場合は
効果を与えたいカードをこの時に選ぶ。 - 土地をタップし必要なマナを出し、コストを支払う。
- スタックに置かれる(呪文になる)
- 解決(効果が発動する)
この手順でカードを使えます。
プレイヤーがすることはカードを見せてコストを支払うだけです。
1と2の手順は同時に行います。 なので順序は逆でも構いません。
見せた方が相手に分かりやすいので先にカードを見せるように書きました。
3も1,2と同時に起こります。
カードはコストを支払ってから効果を発揮するまでの間に
一回、『スタック』と言う状態になります。
次はこの『スタック』について解説をしていきますね!
スタックルール
ではスタックのルールについて覚えていきましょう。
カードを使うと呪文や能力は『スタック』と言う形になります。
例えば
このカードを唱えたとすると・・・
こうなります。
これだけだと「スタックは特に意味がないんじゃないか?」
そう思いますよね。 そうなんですよ。 これだけだと無意味です。
では次の例を見てみましょう!
下の図をご覧ください。
順番に説明していきますね。
自分が2/2のクリーチャーをコントロールしています。
相手がそのクリーチャーを対象に「稲妻」を唱えてきました!(①)
唱えたカードはスタックに積まれます。
『稲妻』はプレイヤーかクリーチャーに3点のダメージを与えるカードです。
このままではクリーチャーは破壊されてしまいます!
でも『稲妻』の解決前に手札にある『巨大化』で+3/+3すれば防ぐことが出来ますね。
と言うわけで『巨大化』を唱えます。(②)
唱えたカードはスタックに積まれます。
先にカードがある場合にはその上に後から唱えたカードを乗せます。
(※実際にカードを乗せることはあまりしませんが慣れるまでは乗せた方が分かりやすいです。)
『巨大化』を唱えたあと、相手が何もしないことを確認してから
スタックにあるカードの解決に移ります。
※スタックにあるカードを『呪文』と呼びます。手札のものは『カード』です。
スタックは上にあるカードから順に解決していきます。
最後に唱えた『巨大化』が一番上にあるので『巨大化』を解決します。
2/2のクリーチャーは『巨大化』の効果で5/5になりました!
解決し終わったインスタントやソーサリーは墓地に置きましょう。
次に、『稲妻』の解決ですね。
5/5になったクリーチャーに3点のダメージが与えられます。
タフネスが5あるので倒されません!
自分のクリーチャーを守ることに成功しましたね!
※ダメージはそのターンの間は残っているので気を付けましょう。
例えばアタック2のクリーチャーの攻撃を防御すると破壊されてしまいます。
このようにスタックに呪文を重ねていくことで相手の行動に対処することが出来ます。
スタックに積まれるのは呪文だけではなく能力も積まれます。
スタックの1番下のカードは何でもいいのですが、
上に重ねていくカードはインスタントか能力でなければいけません。
例えば、ソーサリーのあとにソーサリーを重ねることは出来ません。
少し難しいかもしれませんが、これが理解できるとMTGがぐーんと楽しくなりますよ!
↓続いて優先権の説明です!↓
優先権
優先権とは「行動する権利」の ことです。
この権利がないとカードを唱えたり、カードの能力を使ったりすることはできません。
このルールを知らないと『俺が先に唱えた!』「いいや僕だね!!」などと言う不毛な争いが・・・。
では権利を持っているのは誰なのか、どうすれば権利を持てるのかを説明していきます!
最初に権利を持っているのはアクティブプレイヤー
最初に権利を手にするのはアクティブプレイヤーです。
ターンの各フェイズ・ステップでルールによる行動が終わると
アクティブプレイヤーが優先権を得ます。
ここでアクティブプレイヤーはカードを使ったりカードの能力を使ったりできるわけです。
ノンアクティブプレイヤーが優先権を持っているときに何か1つ行動すると、
優先権は再びアクティブプレイヤーに移ります。
このように基本的にはアクティブプレイヤーが優先権を持った状態でゲームが進みます。
前の章でも出てきたAPNAP法則ですね!(Active Player, Non Actlive Playerの頭文字)
何事もアクティブプレイヤーから行う、と言うMTGのルールです。
ノンアクティブプレイヤーが優先権を手にするには
それではノンアクティブプレイヤーが優先権を手にするにはどうすればいいのでしょうか?
アクティブプレイヤーが「優先権を放棄」すると優先権がノンアクティブプレイヤーに渡ります。
優先権の放棄とはどういうときに起こるかと言うと
『何もしない選択をしたとき』
です。
例えばメインフェイズに何もせずにバトルフェイズに移りたいときは
『メインフェイズに何もしない』という選択をします。
つまり「自分は何もしないから優先権を君にあげるよ」と言うことになります。
もう一つ例を出すと、
スタックの説明のところで相手プレイヤーが『稲妻』を唱えていましたよね。
相手がアクティブプレイヤーだとすると『稲妻』をスタックに乗せたら
それ以上スタックに呪文を乗せずに唱えた『稲妻』を解決したい。
つまりそれ以上『何もしない』選択をして解決に移りたいということになります。
「自分はもう何もしないから優先権を君にあげるよ」と言うことです。
そうして優先権を得たこちらは『巨大化』を唱えることが出来ましたよね。
2人が優先権を放棄したら
アクティブプレイヤーが優先権を放棄し、ノンアクティブプレイヤーも優先権を放棄したら
呪文の解決が行われたり、ステップが進んだりします。
先程のスタックの例で言うと、Aが『稲妻』を唱えBが『巨大化』を唱えました。
Aが『優先権の放棄』をし、Bに優先権が渡りましたがBも『優先権の放棄』をしました。
どちらも何もしなかったので解決が始まり『巨大化』が解決されました。
それぞれのステップで2人とも何もしなければ次のステップに進むことになります。
優先権はあまり意識しなくてもゲームをすることが出来るので
プレイ中に細かく確認する必要はありませんが、一応覚えておいてくださいね!
まとめ
カードはコストを支払って唱える。
唱えると呪文になりスタックに置かれる。
これはすべて同時に起きる。
スタックは上に重ねていく。
解決するときは上から順番に解決していく。
優先権はアクティブプレイヤーが持っている。
アクティブプレイヤーが放棄したらノンアクティブプレイヤーが得る。
二人が連続して放棄したらカードの解決をしたり、次のステップに移ったりする。
と言うことでした!
ここがMTGのルールで一番難しいところなので頑張って覚えましょう!
では、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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